見えない矯正装置!?目立ちにくい舌側矯正とは
皆さん、こんにちは。
上尾市の麻生デンタルクリニックです。
「まわりの人に知られずに歯の矯正をしたい」と思いませんか?
でも、歯に矯正装置がついていると、いくらマスク生活の時代だからといっても食事のときやオンライン会議のときなどに口元を見られているのではないかと気になってしまいますよね。
そんな人におすすめなのが「見えない矯正」といわれる舌側矯正です。
一見では矯正装置をつけていることがわからないので、そういわれているのです。
この矯正法は歯科医にとっても特別なスキルを要するため、どこの矯正歯科でも取扱いがあるわけではありません。
高レベルの処置が可能という証でもありますので、矯正治療を受ける歯科医院を選ぶ際に取扱いがあるか確認してみてはいかがでしょうか。
麻生 明伸 院長
医院名:麻生デンタルクリニック
所在地: 〒362-0001 埼玉県上尾市大字上824-3
監修者:麻生 明伸 院長
Contents
舌側矯正とは?見えない矯正ともいわれる理由
通常は目立つイメージのある矯正装置ですが、舌側矯正ではまわりの人には基本的に見えません。
芸能人やモデルなど、矯正装置をつけている気配がないのに、いつのまにか歯並びがよくなっているケースがありますよね。
舌側矯正は、そんな矯正中のルックスにも気を配りたい人前にでる職業についている方にも選ばれています。
歯の裏側(舌側)に装置をつけるから
なぜ、まわりの人に「見えない矯正」といわれるのか、それは歯の裏側である舌側に矯正装置をとりつけるからです。
そのため裏側矯正や、リンガル矯正ともいわれています。
矯正治療中のお悩みを解消できる
矯正というと「金属製の装置が口元でギラギラ目立つ」「食べカスが装置にひっかかることがあって恥ずかしい」などというお悩みがつきものでした。
ところが舌側矯正では、そんなお悩みを解消できます。
さらに、ほかの目立ちにくい矯正法と比べると歯を動かしやすいため、治療期間を短縮できるなどのメリットも得られます。
つぎのブロックでは、そんな舌側矯正のメリットをまとめてチェックしてみましょう。
舌側矯正のメリット
矯正中のお悩みを解消できる舌側矯正のメリットをまとめました。
まわりの人に矯正装置が見えない
舌側矯正の最大のメリットは、まわりの人に矯正装置をつけていることがわからない点でしょう。
大きな口を開けて爆笑するようなことがあれば、角度によって見えることもあるかもしれませんが、基本的に対面して話をするくらいでは見えません。
人前に立つお仕事をされている方、結婚式などのイベントで写真を撮る方、矯正期間中に面接やオーディションを控えていたりする方に向いています。
そして、まわりの人に矯正していることを知られたくない人に、舌側矯正はうってつけなのです。
従来の矯正よりもむし歯のリスクが低い
舌側矯正は、従来の表側矯正よりも、むし歯が発生するリスクが低いのも嬉しいポイントです。
というのも、従来の歯の表側にワイヤーを張る方法であると、歯の表面と矯正装置のすき間にも細菌のかたまりである歯垢がたまりやすくなります。
しかも歯の表面は乾燥するためむし歯菌などの細菌が活発化しやすくなり、矯正装置のすき間がむし歯に侵されるという結果に……。
その点、歯の裏側に装置をつける舌側矯正なら殺菌作用をもつ唾液がいきわたるため、汚れや細菌が流されやすいのです。
ただし、従来の表側矯正よりもむし歯のリスクは下がりますが、あくまでむし歯のリスクが下がるだけです。
むし歯予防のためには、歯磨きや歯科医院での定期的なメンテナンスはしっかりと行う必要があります。
食事中の心配が少ない
歯の表側に矯正装置がついていると、食事中、食べもののかけらがひっかかることがあります。あとで気づいて恥ずかしい思いをするといったことも。
鏡で確認しながら食べれば問題ないですが、舌側矯正なら人目を気にせずに食事を楽しめます。
前歯を後ろへ下げたい症状に向いている
表側矯正でも舌側矯正でも、ワイヤーとブラケットを用いる矯正は幅広い歯並びの乱れの改善に向いています。
難症例といわれるような歯並びの矯正にも対応できることが多いです。
特に、前歯を後ろへ引き込みたくて抜歯を行うケースでは、表側矯正よりも舌側矯正のほうがスムーズに歯を移動できる可能性が高いです。
舌癖を改善しやすい
前歯を舌で押してしまうなどの舌癖が原因で、歯並びが乱れることがあります。
舌側矯正なら歯の裏側に装置がついているので、これまでのように舌で押すことができません。
舌側矯正の装置が舌癖の抑制となり、舌癖を改善できることも期待できます。
ここで舌癖を改善しておけると、矯正が終わってから矯正装置を外した後、舌癖のせいで後戻りしてしまうことも避けられます。
スポーツなどでケガのリスクが低い
歯の表側に矯正装置がついていると、スポーツをしたときに頬の粘膜や唇を傷つけてしまう恐れがあります。
舌側矯正もケガのリスクがないわけではありませんが、スポーツによる多少の衝撃なら表側矯正に比べると影響が少ないと考えられます。
ただし、あまりにも激しい接触の多いコンタクトスポーツ(ラグビー、アメフト、ボクシング、レスリングなど)は別です。
なにしろ、装置をつけていてもつけていなくてもケガのリスクが高いのですから、裏側とはいえお口の中に金属製の装置がついている以上、ケガには十分気を付ける必要があるといえるでしょう。
舌側矯正のデメリット
装置が見えない・目立たない、幅広い症状に対応する、装置に食べものがひっかかっても歯の裏側なので恥ずかしくない、むし歯やケガのリスクも少ないなど、メリットがいっぱいの舌側矯正ですが、デメリットもあります。
確認してみましょう。
違和感や発音のしにくさがある
装置に慣れるまでは、舌に装置が接触しやすいため違和感が気になることがあります。
口内炎ができたり、舌を傷つけることもあるため注意が必要です。
また、装置がじゃまになって発音しにくい音があるのも舌側矯正の特徴です。
特にサ・タ・ナ・ラ行が発音しづらく最初のうちは舌ったらずのようになってしまいます。
いずれも1~2週間で慣れるといわれていますが、個人差があります。
アナウンサーなどの会話のプロなら1日で、おしゃべり好きなお子さまは1~2日ほどで慣れたといいますから、よくしゃべって練習するといいですね。
歯磨きでブラッシングしにくい
歯の裏側には唾液が行き届きやすいので、たしかに表側矯正と比べると舌側矯正の方がむし歯になりにくい、というメリットはあります。
それでも唾液の効果だけに頼っていては、むし歯になります。
歯の裏側に装置がついているとブラッシングしにくいので、ワンタフトブラシなど毛先の小さい歯ブラシや矯正用の小回りがきく歯ブラシなどをつかってしっかり磨いてください。
特に、歯と矯正装置のすき間に細菌のかたまりである歯垢がたまりやすいので要注意です。
そして、定期的に歯科医院で検診とクリーニングをうけましょう。
表側矯正よりも費用が高くなる
舌側矯正は表側矯正よりも、歯科医が行う処置に高い技能を要します。
それだけに、治療費が表側矯正よりも割高です。お口の状態にもよりますが、表側矯正の1.5倍ほどといわれています。
そうした治療費の節約のためには、上下のどちらかだけを舌側矯正にする「ハーフリンガル矯正」が役立ちます。
ハーフリンガル矯正とは
ハーフリンガル矯正とは、「目立たない矯正方法を選びたいけど、予算は節約したい」という方におすすめの矯正法です。
目立つ上の歯だけ舌側矯正にする方法
矯正装置を上下の歯とも表側につけると目立ちますが、上の歯は裏側につけて下の歯は表側につければ、目立ちにくくなります。
表側につける装置も、銀色の目立つタイプではなく、クリアやホワイトなどの歯の色になじむブラケットやワイヤーが選べます。
にっこりと笑ったとき、下の歯が完全に唇に隠れてしまう人もいますので、その場合はまるで矯正装置をつけていないように見えますね。
ハーフリンガル矯正のメリット
ハーフリンガル矯正は、下の歯は表側に矯正装置をつける方法ですが、上下とも完全に歯の裏側に装置をつける舌側矯正と比べてどのような違いがあるのでしょうか?
ハーフリンガル矯正ならではのメリットをチェックしてみましょう。
上下とも舌側矯正より費用を節約できる
ハーフリンガル矯正は、下の歯はオーソドックスな矯正法である表側矯正なので、上下とも舌側矯正にするよりも費用を節約できます。
下の歯は意外と目立たないので、目立ちにくいという希望を叶えつつ予算を抑えられるのは魅力的ですね。
上下とも舌側矯正より違和感が少ない
ハーフリンガル矯正の場合、半分だけ歯の裏側に装置がついているので、すべて歯の裏側に装置がついているよりも違和感は少ないです。
個人差がありますが、違和感には1~2週間で慣れるといわれています。
舌側矯正はまわりの人に気付かれずに治療したい方におすすめ
舌側矯正は、まわりの人に気づかれずに矯正したい人におすすめの矯正法です。
少しでも費用を抑えたい、違和感を少なくしたいという場合は、目立つ上の歯だけ舌側に装置をつけて下の歯は表側に装置をつけるハーフリンガル矯正を検討しましょう。
表側矯正の場合は、歯の色になじんで目立ちにくい白色や透明の装置も選べます。
矯正治療を専門とする歯科医に相談していただけます
舌側矯正は、スタンダードな表側矯正よりも高い技術や知識を要する矯正法です。どこの矯正歯科でも取扱いがあるわけではないのでご注意ください。
麻生デンタルクリニックでは、矯正歯科を専門とする歯科医が担当します。気になること、お困りのことがあれば何でもご相談ください。
お一人お一人のご希望やライフスタイルにマッチする矯正法を、ご提案いたします。
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